企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

企業漫画の限界と可能性5・漫画のポテンシャルを最大限引き出すには?

前回、説明漫画では、企業のサービスや商品を、たいしてアピールできないとお話しました。

もちろん、説明漫画にも、サービスや商品をわかりやすく説明できるという利点はあります。

ですが、囲碁を子供にまで浸透させたり、サッカーブームを巻き起こすような、世界を変革する力はありません。

 

では、どういった漫画なら、世界を変える力を秘めているのか?

お分かりでしょうか?

 

答えは簡単なんです。

『誰か(主人公)が何かを、楽しそうにやっている漫画』です。

これだけです。

とてつもなく、シンプルです。

 

え? マジかよ・・・とか、そんなワケ無いじゃんって、思った方いますよね?

むしろそっちの方が多数派で、上の答えをすんなり受け入れる人は少ないと思います。

 

ですが、世の中を変えた漫画を思い出してください。

キャプテン翼では、大空翼が楽しそうにサッカーをやっています。

ヒカルの碁で、進藤ヒカルは、やがて囲碁の魅力に目覚め熱中します。

・仲間とともに、逃げていた戦車道に立ち向かう、西住みほ。

・廃校の危機に、スクールアイドルとして立ち上がった高坂穂乃果

・アニメ好きの小野田クンは、やがて自転車のペダルをとてつもないケイデンスで回し始めます。

 

これ以外にも、挙げきれない例があります。

探偵オタクだったり、海賊王や火影を目指したり。

ヒット漫画の主人公は、自分の取り組む分野に熱中し、楽しみ極めていくのです。

それが人々の共感を呼び、自分もやってみようと思わせるのです。

 

日本の企業はぜひ、漫画を連載してください。

トヨタであれば、車に熱中する主人公でもいいし、電気自動車を開発しようと努力する、エンジニアだっていい。

何かに熱中する主人公は、多くのファンを獲得できるからです。

漫画で自転車に客を奪われたのなら、漫画で取り返してやりましょうよ?

 

 次回は、今回の補足となります。