企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

企業漫画の限界と可能性6・企業は、熱中系ストーリー漫画を連載するべし

前回、世の中を変える力があるのは、主人公が楽しそうに物事に熱中する、熱中系ストーリー漫画だとお話ししました。

 

今回はその補足となります。

 

名探偵フィリップ・マーロウを生み出した小説家、レイモンド・チャンドラーは言いました。

「ある日、朝起きたら腕が四本になっていた男がいたとする」

「だが、どうして腕が四本になったのかを、説明してはならない」

「腕が四本になったことで、どんな事件が起きたかを描くべきだ」

「なぜならそれが、何よりの説明になっているからだ」

 

つまりチャンドラーが言いたいのはこうです。

車の機能を説明するのではなく、誰かが車を楽しそうに使っていれば、それが一番の説明になっている。

という事です。

 

勘の良い人であれば、それで成功し躍進している人々を思い浮かべているハズです。

そう、ユーチューバーの方々です。

彼らは楽しそうにマイクラをプレイし、旨そうにステーキを食べ、かっこよくハンドスピナーを回していました。

 

トップユーチューバーともなれば、絶大な影響力を誇ります。

彼らが人々から支持される理由は、もはや明白ですよね?

 

頭の固い大人は、とかく商品を説明してしまいがちです。

ですが本当に大事なのは、楽しそうに熱中する姿なんですよ。

 

主人公が何かに熱中し、楽しんでいる姿は、ときに大きな熱狂的ブームを起こします。

企業がネット漫画を連載する価値が、十分にあるのがお分かりいただけましたか?

 

※ちなみに、チャンドラーの代表作には、『さらば愛しき人よ』、『ロング・グッドバイ』などがあり、アガサ・クリスティ村上春樹に絶大な影響を与えました。