企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

企業漫画の限界と可能性7・大手企業グループがネット漫画を雑誌連載する方法とメリット

今回は企業や団体が、ネットで漫画雑誌を運営する方法と、メリットをお話しします。

 

企業の資本によりますが、大手の企業グループでは、間違いなく漫画編集者との契約をお勧めします。

 

彼らは、漫画家に人脈があり、また漫画家との付き合い方も知っています。

ベテランともなれば、漫画雑誌に関する運営のノウハウや、ときにアニメや音楽など他メディア展開の方法なども詳しかったりします。

 

契約した漫画編集者が中心となってネット漫画雑誌を立ち上げ、雑誌をブランディング化して知名度を高めます。

資本はかかりますが、大幅な時間短縮と安定性が得られます。

 

ブランディング化が進んで知名度が上がれば、そこに漫画を読みに来る読者も増えていくでしょう。

 

大手企業グループ・・・一例としてトヨタグループを挙げさせていただきます。

例えばですが。

・経営母体となるトヨタでは、Fー1などのレースドライバーを夢見る少年の話

・アイシンでは、車のメンテやチューニングに熱中する整備士の話

デンソーでは、工専系の主人公が、仲間たちとロボットを開発する話

 

自分たちの企業グループだけでも、アイデア次第でいくらでも漫画を生み出せます。

 

そして、忘れてはならないのが、トヨタには名古屋グランパスもあるのです。

つまり、サッカー漫画も同時に連載が可能なのです。

多様な漫画が載っていれば、そこから読者を他に流すことも可能です。

 

人気のあるサッカー漫画を読みに来たら、他のレース漫画や整備士の漫画も面白いじゃん・・・となるのが、漫画雑誌最大のメリットです。

 

 

他にも、紙媒体に比べ、出版や製本、流通コストを抑えられるのも、ネット漫画雑誌のメリットでしょう。

これらのリソースを、優秀な漫画家の確保に充てられます。

最初は、母体となる親会社が出資する形となるでしょうが、いずれはネット漫画雑誌の独立採算とすべきでしょうし、それは可能だと思われます。

 

今まで、漫画が火付け役となったブームは、何度もありました。

それがネットで漫画雑誌を運営する事によって、自らがブームを起こせるのです。

 

これを読まれた大手企業の方々には、ネット漫画雑誌の運用をご検討いただきたく思います。