企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

集英社のH編集者から学んだ、人気マンガの描き方・003

前回、ジャンプ漫画の主人公のような、『太陽のような男』について定義を語りました。

 

太陽のような男とは、単に良い人というワケではありません。

夜神 月は、かなり悪い人です。

 

では、太陽のような男は、どうやったら生み出せるのか?

 

実はこれ、凄く簡単です。

 

『主人公が、楽しそうに何かに熱中している姿を描く』

・・・これだけです。

 

以前にも説明させていただきましたので、リンクを貼っておきます。

www.mangadaou.com

 

何かとは、例えばサッカーだったり、野球だったり、ボクシングだったり。

例えばサッカー漫画の金字塔である、キャプテン翼です。

やはり翼くんは、サッカーが大好きなんですね。

 

『ボールはトモダチ』という名言もあるように、好きに勝てる説明は無かったりします。

その後、理詰めでサッカーを解説する漫画も出てはきましたが、人気・知名度ではキャプテン翼の圧勝です。

 

テニスとか自転車とか囲碁に熱中している主人公のマンガって、わかりますよね?

テニスの王子様弱虫ペダルヒカルの碁などは、それぞれの分野を絶大なブームにまで導きました。

 

極端な例ですが、夜神 月デスノートで世界を変える事に熱中し、楽しんでます。

それぞれの主人公が、それぞれの分野を楽しみ、熱中してますよね。

 

実はこれ、ユーチューバーにも当てはめられます。

 

楽しそうにハンドスピナーを回したり、マインクラフトを楽しむ姿を見て、視聴者は自分もやってみようと思うのです。

有名ユーチューバーを数多く抱えておられるUUUMさんも、ジャンプ的な勝ち方が解ってるなあと。

 

レイモンド・チャンドラーという有名な作家も言ってました。

 

朝起きたら、腕が四本になっていた男がいたとする。

だが、どうして腕が四本になったのかを描いてはならない。

腕が四本になったことで、どんな事件が起きたかを描くべきだ。

何故ならそれが、一番の説明になるのだから。

 

有名な作家やユーチューバーは皆、この辺りが解ってます。

ちなみにレイモンド・チャンドラーの文の引用元は、村上春樹氏が翻訳されたロング・グッドバイのあとがきです。(多少はアレンジした)