前回、ジャンプ漫画の主人公のような、『太陽のような男』について定義を語りました。
太陽のような男とは、単に良い人というワケではありません。
夜神 月は、かなり悪い人です。
では、太陽のような男は、どうやったら生み出せるのか?
実はこれ、凄く簡単です。
『主人公が、楽しそうに何かに熱中している姿を描く』
・・・これだけです。
以前にも説明させていただきましたので、リンクを貼っておきます。
何かとは、例えばサッカーだったり、野球だったり、ボクシングだったり。
例えばサッカー漫画の金字塔である、キャプテン翼です。
やはり翼くんは、サッカーが大好きなんですね。
『ボールはトモダチ』という名言もあるように、好きに勝てる説明は無かったりします。
その後、理詰めでサッカーを解説する漫画も出てはきましたが、人気・知名度ではキャプテン翼の圧勝です。
テニスとか自転車とか囲碁に熱中している主人公のマンガって、わかりますよね?
テニスの王子様、弱虫ペダル、ヒカルの碁などは、それぞれの分野を絶大なブームにまで導きました。
極端な例ですが、夜神 月もデスノートで世界を変える事に熱中し、楽しんでます。
それぞれの主人公が、それぞれの分野を楽しみ、熱中してますよね。
実はこれ、ユーチューバーにも当てはめられます。
楽しそうにハンドスピナーを回したり、マインクラフトを楽しむ姿を見て、視聴者は自分もやってみようと思うのです。
有名ユーチューバーを数多く抱えておられるUUUMさんも、ジャンプ的な勝ち方が解ってるなあと。
レイモンド・チャンドラーという有名な作家も言ってました。
朝起きたら、腕が四本になっていた男がいたとする。
だが、どうして腕が四本になったのかを描いてはならない。
腕が四本になったことで、どんな事件が起きたかを描くべきだ。
何故ならそれが、一番の説明になるのだから。
有名な作家やユーチューバーは皆、この辺りが解ってます。
ちなみにレイモンド・チャンドラーの文の引用元は、村上春樹氏が翻訳されたロング・グッドバイのあとがきです。(多少はアレンジした)