企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

集英社のH編集者から学んだ、人気マンガの描き方・004

集英社のH編集者から、ボクは漫画について色々と教わりました。

 

H氏はその後、週刊少年ジャンプの編集長になったらしいのですが、ボクが見てもらっていた頃は、トッポイ感じの兄ちゃんでした。

 

当時のH氏は口数も好きなく、明確にアドバイスされたのは、ジャンプの主人公とはなんたるか・・・くらいのモノです。

アドバイスはくれるのですが、曖昧というか、抽象的というか。

 

なのでここからは、色々と言われたケド、たぶんこういった意味じゃないかと、ボクなりに解釈したモノをお伝えします。

 

ちなみにH氏のジャンプの主人公のアドバイスを、『太陽のような男』と訳したしたのは、ボクです。

でも、たぶん意味は合ってると思います。

 

まず、『面白いマンガは、時代を超えなければならない』・・・です。

 

読者に先駆けて、時代の先を行く・・・とでも言うべきでしょうか。

面白いマンガは、時代を何年も先駆けているのです。

 

サッカーがまだマイナースポーツだった頃に、キャプテン翼が連載され、サッカーを日本でもメジャースポーツの地位に押し上げました。

 

テニスの王子様でも、スラムダンクでも、似たような現象が起きたと思います。

人気を博した漫画は、多かれ少なかれ、どこかで時代を先駆けているのです。

 

 

時代を先駆けるのが、面白い漫画の定義であれば・・・。

逆に言うと、時代に追いつかれてしまったら、その漫画は賞味期限切れです。

もちろん、それまでに多くの読者を獲得していれば、惰性で続く場合もありますが。

 

ジャンプで連載を持つクラスの漫画家は、少しでも時代を先取りしようと、常に努力しているのです。

 

ですが、ネットに膨大なデータが溢れ、個人がグーグルやYouTubeなど、あらゆる方法で情報にアクセスできてしまう時代では、段々と厳しくなっています。

なので近年は、主人公がやってるスポーツのジャンルなどではなく、ストーリー展開だったり、漫画のギミックだったりに工夫を凝らす場合も多くなってます。

 

銀魂デスノートなどは代表格ですが、テラフォーマーズなど、他にも色々とあります。

 

プライドの高い男の生徒会長と、プライドの高い令嬢の副会長が、相手に告白させるためだけに、頭脳戦を繰り広げる『かぐや様は告らせたい』も人気ですね。

 

 

時代を先駆けるのは、ユーチューバーにも当てはまると思います。

人に先駆けて商品やサービスを紹介する、人の知らないニッチな部分を深掘り解説する、人とは違った視点から物事を見る・・・みんな頑張ってますよね。