企業漫画が読まれないワケと、企業が活用すべき漫画の新たなスタイルを提示

エイチ・ヒノモトの企業漫画とラノベのブログ

報酬も無いのに、ネットで漫画を1000ページ以上描いた男が、企業漫画のコンサルティングをしながら、ブログでライトノベルを連載してみた。

集英社のH編集者から学んだ、人気マンガの描き方・002

前回、ジャンプの主人公は、太陽のような男が求められると、描きました。

 

では、太陽のような男の定義とは何か?

H氏の話では、何かを提供しなくても、周りに人が集まる人物のコトです。

 

ユーチューバーで例えると・・・。

(1)有益な情報を提供しなければ、周りに人が集まらない人

(2)ヒカキンさんみたいに、別に大した情報でなくても人が集まる人

 

ジャンプで求められるのは、完全に2番です。

一言で言えば、主人公力です。

 

人間やはり、温かい者のところに集まるのです。

太陽を求めてやってくるのは、優しい人が多いし、そうでなくても、心の底で太陽に憧れている人たちです。

 

ジャンプの主人公にしろ、ユーチューバーにしろ、太陽の周りには大勢の人間が勝手に集うのです。

 

でもこれが、かなり大変なんですよ。

まあ大変。技術でどうこう言うレベルじゃ無いんですよ。

結局のところ、自分の人間性なんですね。

 

もし、太陽のような主人公が描けるのであれば、ジャンプはお勧めです。

彼らは何もしなくても、物語の中心にいて、周りに人が集まります。

 

ちなみに、デスノート夜神 月も、名前は月ですが太陽属性です。

物語は彼を中心に周り、彼がデスノートで世の中を変えようと動いたから、彼の

周りには人が集ったのです。

 

完全に自分勝手な目的で動く、冷酷なだけの男であれば、読者は惹きつけられないんです。

まあ、良くできてますよね。

 

ジャンプではありませんが、けいおん!や、ラブライブ!も、大したことをするワケでも無いのに人気があるのは、主人公が太陽属性だからです。

 

ちななみに、太陽属性でない主人公だと、物語でも何かをし続けなければなりません。

 ユーチューバーでも、有益な情報を提供し続けるのは、けっこう大変です。

 

増してや、汚さを売りにした場合、それを見に来るのは心の汚れた人間であり、彼らの要求はどんどんエスカレートしていきます。

残酷描写を無尽蔵に入れても、すぐに慣れてしまうのです。

 

そして、要求に応えられなければ、あざ笑うのです。

人の不幸も、彼らの楽しみですからねえ。

 

ユーチューバーでも、汚さを売りにしてる人もいますが、一過性の注目は得られても、それは本当の人気では無いのです。

 

 ジャンプが常に目指しているのは、太陽のような黄金の輝きなんですね。